4年ぶりに再会!!
名古屋出張に来ました。
名古屋、かなり久しぶり
4年ぶりの訪問になります。
名古屋といえば、名古屋めし
久しぶりの名古屋で、
必ず食べようと決めてたもの
それは味仙※1の台湾ラーメン
これね




辛いもの好きの私にとって
辛さとうまさのバランスが絶妙
で、味仙を目指して、
名古屋駅の地下街を歩きながら
ふと思いました。
あれ?台湾ラーメンって
台湾のラーメンってことだよな
それなのに名古屋めし???
で、地下街の飲食店、見てみると

みそかつ
味噌煮込みうどん
台湾ラーメン
あんかけスパゲティ
小倉トースト
あれ?名古屋めしって言ってるけど、
名古屋が発祥、
ってものでもないんじゃない?
ってこと。
確かに、きしめんやひつまぶしのように、
古くから名古屋を代表する料理もあるけれど、
ほかにも、元になった料理が
別にあるものが多いような……
ちょっと調べてみたら、
面白いことがわかりました
「名古屋めし」と呼ばれている料理は、
すべてが名古屋でゼロから
発明されたものではありません。
とんかつ、ラーメン、
スパゲティ、トースト。
元になった料理は、もともと別の場所や
文化にあったものです。
では、なぜそれが「名古屋めし」に
なったのでしょうか?
それは、元の料理を
そのまま出すのではなく、
名古屋の味覚や食文化に
合うように変えているから。
そこに、名古屋人気質を重ねて考えると、
さらに面白いことに気づきます。
名古屋人は、しばしば
「慎重で堅実」
と評されます。
まったく新しいものに
大きく賭けるのではなく、
すでにある良いものを土台にして、
自分たちに合う形へ変える。
そんな気質が、
名古屋めしのアレンジ文化にも
表れているのかもしれません。
そんなことを考えながら、
地下街を歩きました。
では具体的に見ていきましょう
外から来た料理に、名古屋らしさを足す
たとえば、みそかつ。
とんかつ自体は全国にあります。
しかし、そこに名古屋の豆味噌文化を
掛け合わせることで、「みそかつ」という
別の商品になっています。
今回、食べに行った
台湾ラーメンも同じです。
台湾の麺料理をそのまま出すのではなく、
辛さや具材を名古屋流に変え、
名古屋独自のラーメンとして
アレンジしています。
あんかけスパゲティや小倉トーストも、
既存の料理に名古屋らしい味や
組み合わせを加えた例といえます。


すでにある料理を土台にしながら、
味付けや組み合わせで大胆に個性を出す。
ここに、名古屋らしさが
表れているのかもしれません。
ゼロから発明しなくても、独自商品はつくれる
ここで商品開発について、気づいたことがあります。
独自商品をつくるために、
必ずしもゼロから発明する必要は
ないということです。
新しい商品をつくるとき、多くの人は、
「誰も見たことがないものを
つくらなければならない」
いわゆる「ゼロイチ」を作ろうとします。
ゼロイチの商品は、
今まで世の中になかった商品です。
当然、顧客も見たことがありません。
そのため、最初の時点では、
「何に使う商品なのか」
「自分にどんな価値があるのか」
が伝わりにくい状態です。
理解してもらうまでに、
時間も説明も必要になります。
完全に新しい商品は、
売る難易度も高いのです。
その点、みそかつや
台湾ラーメンのような名古屋めしは、
すでに知られている料理を
土台にしています。
とんかつ。
ラーメン。
スパゲティ。
トースト。
元の商品を知っているからこそ、
顧客は「どんな商品なのか」を
イメージしやすくなります。
完全な新商品に比べて、
理解してもらうための
ハードルが低いのです。
そこに、
・地域の味
・自社ならではの強み
・新しい組み合わせ
こうした要素の中から、
顧客にとって価値のある違いを加える。
すると、
「知っているけど、今までとは違う商品」
が生まれます。
これは、まったく新しいものを
一から開発するよりも、
ずっと現実的で、
顧客にも伝わりやすい商品開発です。
独自性ってなに?
独自の強みってなに?
実は、独自性や独自の強みとは、
何もないところから
生み出すものだけではありません。
すでにある価値に、
自分たちらしい価値を
足すことでもつくれるのです。
名古屋めしの正体は、発明ではなくアレンジだった
今回、名古屋駅の地下街を
歩きながら感じたこと。
名古屋めしの面白さは、
完全な新発明にあるわけではない
ということです。
外から来た料理を、
そのまま受け入れるのではなく、
味噌を足す。
辛さを強くする。
とろみを付ける。
小倉あんを乗せる。
名古屋の味覚や文化に合わせて、
少し変える。
そのアレンジによって、
もともとの料理とは違う、
名古屋独自の商品に
生まれ変わっています。
すでにある価値を土台にする考え方は、
「慎重で堅実」といわれる
名古屋人気質とも、
どこか重なって見えます。
これは、私たちの商品開発にも
そのまま使えると思いませんか?
誰も見たことのないものを、
無理に発明する必要はありません。
すでにある価値を土台にして、
地域の味覚や顧客の好みに合わせ、
価値のある違いを足す。
そして、自分たち独自の
商品に仕立てていく。
土台は堅実。
アレンジは大胆。
これが、名古屋めしから学んだ
独自商品づくりの本質です。
そんなことを感じた、
今回の名古屋滞在でした。
※1 「味仙(みせん)」は、名物の激辛料理「台湾ラーメン」発祥として知られる、名古屋を代表する中国台湾料理店です。唐辛子とニンニクが効いた強烈な辛さと深い旨味が特徴で、名古屋めしの定番として地元民や観光客に広く愛されています。
逆襲の戦略マーケター山内 東
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