店名なのか、感想なのか、ツッコミなのか
この言葉、何の名前かわかりますか?
考えた人すごいわ
どんだけ自己中
もう言葉がでません
これ、実は全部、パン屋さんの名前なんです。
私も最初に見たとき、
「なんじゃこれ?」って驚きました。
これはいったい
店名なのか。
感想なのか。
ツッコミなのか。
わからん。
でも、忘れない。
そして、なぜか人に話したくなる
というか話してる。

普通の「高級食パン専門店」だったら、
たぶん3秒後には忘れてます。
でも「考えた人すごいわ」は、
名前を見た瞬間に一回「ん?」
って感じで止まるんです。
そして、写真撮りたくなる
写真撮ったら、人に送ったり
しゃべりたくなる。
「考えた人すごいわって店、知ってる?」
って。
この時点で、名前がすでに会話になっています。
ネーミング2大鉄則
ネーミングシリーズで、いつも伝えてる鉄則
ネーミングとは、
お金のかからないマーケティング
広告は出すたびにお金がかかります。
でも名前は、
一度つけると売り場・SNS・
口コミでずっと働いてくれます。
良いネーミングとは、
直感的でわかりやすい名前。
ただし、ここで言う直感的でわかりやすい
とは、「短い単語」に
限ってのものではありません。
今回のポイントはここにあります。
文章みたいな名前は、見た人に
意味だけでなく「言いたくなる感じ」
まで運んでくれます。


特にSNS全盛の今、
ビジュアルで伝わるデザインは
かなり重要です。
味の良さは、食べた人にしか伝わりません。
でも見た目は違います。
写真を見た瞬間に「W杯っぽい」と伝わる。
この分かりやすさは、SNS時代には
かなり強い武器になります。
マクドナルドは、
このサッカーボールデザインの
バンズによって
W杯感を説明ではなく、
見た目で伝えています。
これによって、購入者が
自然に発信者になる可能性を
作っているのです。
今日の戦略「文章や方言にする」
今回、紹介するネーミングの方法論は
「文章・方言にする」です。
商品名・店名を、単語ではなく、
話し言葉や感想・問いかけ・方言にする
という手法です。
この方法のすごいところ、それは
名前が説明文ではなく、会話になる
という点にあります。
普通の名前は、
商品名
で終わります。
でも文章っぽい名前は、
お客さんの感想
お客さんのツッコミ
人に紹介するときの一言
まで先に作ってしまうんです。
パターン①:感想みたいな名前

例:
考えた人すごいわ
もう言葉がでません
おい!なんだこれは!
こんな小麦粉ほしかった
このタイプは、名前がすでに
感想になっているパターンです。
普通なら、お客さんが食べたあとに
言う言葉を、先に店名にしています。
「おいしい食パン」ではなく、
考えた人すごいわ
「最高級の小麦粉」ではなく、
こんな小麦粉ほしかった
これを見ると、
商品の説明を読む前に、
「そんなにすごいの?」と
一回気になりませんか?
名前が、体験後の
リアクションを先取りしている
ネーミングと言えます。
パターン②:商品が話しかける名前

例:
甘栗むいちゃいました
ごはんですよ
お~いお茶
写ルンです
ママ撮って
このタイプは、商品があなたに
しゃべりかけてくる感じですね。
「甘栗」だけなら普通。
でも「むいちゃいました」がつくと、
急に人間味が出ますよね。
「のり佃煮」だけなら説明。
でも「ごはんですよ」になると、
食卓の声になる。
「おいしいお茶」は説明
「お~いお茶」は
誰かがお茶に対して
呼びかけてる感じがします
「写ルンです」も、
説明というより
返事みたいな名前です。
ママ撮って
昔のフィルム商品に「ママ撮って」という名前もありました。
聞いた瞬間に、ママに写真をねだる子どもの情景が浮かびます。
パターン③:方言・口ぐせ系

例:
いいちこ
もんげーバナナ
でーじまーさんアーサそば味
方言は、意味だけでなく温度を運んできます。
同じ「おいしい」でも、
「うまい」
「まーさん」
「でーじまーさん」
では、伝わる空気が違います。
標準語にすると整う。
でも整いすぎると、
記憶に残らないことがあります
標準語っぽく言うと、
とてもおいしいアオサそば味
沖縄っぽく言うと、
でーじまーさんアーサそば味
同じ海藻の話でも、全然違いますよね?
方言や口ぐせは、少しザラッとしてるんですよね
そのザラッと感が、
名前に体温を足す効果を生みます。
まずはお客さんの口ぐせを探す
この方法論が使えるのは、
商品名だけではありません。
ブログタイトル、講座名、サービス名、
キャンペーン名、LPの見出し
なんでも使えます。
作るときは、商品名から考えるより、
先にお客さんの口ぐせを
探してみるのがコツです。
「めんどくさい」
「これならできそう」
「誰かやって」
「もっと早く知りたかった」
こういう一言を、そのまま名前の材料にします。
たとえば、
「家計簿アプリ」より
レシート、また財布で迷子ですか?
「SNS投稿テンプレ」より
今日も投稿、寝かせてませんか?
「掃除代行サービス」より
床、最後に見たのいつですか?
「値上げ相談」より
値上げ、言い出せずに放置してない?
普通に説明すると、
少し売り込みっぽくなることがあります。
でも文章っぽくすると、
ツッコミや会話になります。
説明を読ませる前に、
「ちょっと見てみようかな」と
思ってもらいやすいのです。
ここがこのネーミング手法の強みです。
長い名前はだいたい事故る
この手法、文章にすれば
何でも良いわけではありません。
注意点は3つ。
①読めること。
長すぎて読めない名前は、
逆効果になります。
②口に出して人に言えること
人に紹介しにくい名前は、
口コミになりにくい名前です。
③商品とつながっていること。
面白いだけで、
商品と関係ない名前は、
ただの悪ふざけととられます。
この中でも、特に、長い名前は要注意。
そもそも、長い名前という
時点でかなりのリスク
長さで目立とうとすると、
事故りやすいのです。
私もたまにタイトルを長くしすぎて、
書いてる途中で迷子に
なることがあります(笑)
おわりに
あなたの商品名・サービス名・
ブログタイトルを、
一度だけ「お客さんが言いそうな一言」
に変えてみてください。
たとえば、
「便利です」ではなく、
なんで今までこれ使ってなかったんだろう。
「簡単です」ではなく、
これなら、うちでもできるったい!
「続けられます」ではなく、
三日坊主の私が、まだ続いてる。
お客さんが言いそうな一言を先に名前にする。
それだけで、名前は少し会話になります。
今回のまとめはこれです。
名前は、短ければいいわけではありません。
お客さんが言いそうな一言にすると、
商品が勝手にしゃべり出す。
※本記事内の商品名・店名は、ネーミング事例として紹介しています。
画像を掲載する場合は、公式情報または筆者撮影の写真を使用し、各権利者の権利を侵害する意図はありません。
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コメント
投稿、めんどくせー
とかどうですか笑
良いねえ。
良いと思う
その場合、というか今回の手法を使う場合なんだけど、商品の「スペック」≒機能表示ができないネーミングになってるので、「SNS集客代行『投稿、めんどくせー』」みたいな感じにすると良いと思うよ