突然ですが・・・
「特濃ケンちゃん」
「チョコブリ」
「純白のビアンカ」
聞いたことありますか?
そして、これなに?
「特濃ケンちゃん」は
豆腐の名前
しかもメーカー名が
「男前豆腐店」
「チョコブリ」は
餌にチョコレートを混ぜて育てた
ブリの名前
「純白のビアンカ」は
豚肉のブランド名
豚肉なのに、まるで白ワインか
ドレスみたいな名前。



今回は、ネーミング
「なぜこの名前は売れてるの?」2回目
ザ・ギャップネーミングのお話です。
ネーミングは「ちょっと引っかかる」くらいが良い
ネーミングって、一般的には
「かっこいい名前にしなきゃ」
「おしゃれな名前にしなきゃ」
「ちゃんとした感じにしなきゃ」
って思われがちです。
もちろん、それはそれで大事です。
でも街を見てると、
たまに正反対の名前があります。
そのひとつがさっき、ご紹介した
「特濃ケンちゃん」
正直、「美しい名前」「きれいな名前」
ではないです。
むしろ、かなりダサい
そしてもっと言うと「違和感」
それもかなりの違和感
でも、ここが肝心です。
忘れないんです。
普通の横文字のおしゃれな店名は、
3秒後に忘れることがあるのに、
こういう名前は、なぜか頭に残る。
悔しいけど残る。
そして人にしゃべりたくなるんです。
「特濃ケンちゃんって豆腐、知ってる?」
これ、もう名前がそのまま
会話のネタになってますよね。
ダサい。
でも強い。
ここが、このネーミングの
面白いところです。
ネーミング 2大鉄則
まず大前提として覚えて欲しいのは
お金のかからないマーケティング
である ってこと

広告を出すにはお金がかかります。
チラシ、SNS広告、ポスター、
リスティング。
どれも「知ってもらうため」に
お金を払い続けます。
それはもちろん必要な投資
でも、名前はどうでしょう?
広告のように、出すたびに
お金がかかるわけではありません。
一度つけたらずっと働きます。
しかも、人の口に乗れば勝手に広がります。
だから、ネーミングは重要
軽く見てはいけません。
そして、次に重要なのがこれ
直感的でわかりやすい名前

ただし、今回の切り口ではここで注意
勘違いしやすいことがあります。
「直感的でわかりやすい」って聞くと、
多くの人は
きれいな名前
おしゃれな名前
上品な名前
を想像しがちです。
でも、必ずしもそうではありません。
一瞬で引っかかる。
一度聞いたら忘れない。
人に話したくなる。
この「ザラッとした感覚」
実はこれも、立派な
「直感的なわかりやすさ」です。
今日のネーミングレシピ:「ギャップを出す」
今回のネーミングレシピは
ギャップを出す
です。
普通の名前は、きれいに通り過ぎます。
もちろん、ちゃんとした名前は大事です。
でも、あまりにも整いすぎると、
記憶に残らないことがあります。
一方で、少し変な名前は引っかかります。
「え?なにそれ?」
「なんでそんな名前?」
「ちょっと待って、もう一回見たい」
そう思わせた時点で、まず覚えてもらえる。
ネーミングで一番怖いのは、
嫌われることより、
何も残らず忘れられることです。
ここ、かなり重要です。
商売してる側は、つい
「変に思われたくない」
「ちゃんとして見られたい」
と思います。
もちろん、変な名前にして
信用を落としたらそれはまずいです。
でも、誰にも覚えられない名前もまた、
かなり危険なのは事実です。
パターン① 異物を混ぜる
本来は結び付かない
ギャップのある言葉を混ぜます。
それによって生まれる
難しく言うと「認知的不協和」
って言葉で表される
要は「ん?なんか変だな」って
引っかかる感じ。
その、ザラッとした感覚を生かして
記憶してもらう、という方法です。
冒頭で紹介した
「チョコブリ」は
これにあたります。
他にも
・「ゲスの極み乙女」(アーティスト)
・「ラ王」(日清食品株式会社)=
即席麺×王様のギャップ
・「赤いきつね」「緑のたぬき」
(東洋水産株式会社)=
実際、文字通りの生き物、
想像してみてください
・「南海キャンディーズ」(お笑いコンビ)
みたいなのも、このパターンです。
私が経営する法人
「株式会社逆襲」も実はこの手法です。
初めて行くお店で領収書をお願いすると
だいたい
店員さん「会社名もう一度、お願いします」
山内 「カブシキガイシャ ギャクシュウ」です
店員さん(領収書の宛名、見せながら)
「この『逆襲』で合ってますか?」
っていうやり取りになります。
2回目、その店に行って、同じ店員さんに
領収書お願いした際は
間違いなく、「あっ、あの時の」
っていう反応になります。
パターン② らしくない名前にする
商品ジャンルの「普通っぽさ」から、
あえて外す方法です。
豆腐なのに「ケンちゃん」
豚肉なのに「純白のビアンカ」
この「らしくなさ」で一度目線を
止めるわけです。
実は私も、何度かこの手法、使ってます
というか自分のセンスには
合う方法なのでよく使います。
直近だと、いきつけの居酒屋の
テイクアウト商品
「土下座たまご」
毎日、飲み歩いてて、帰宅時に奥さんから
叱られてるお父さんがお土産に買って帰る用の
卵焼きです。
自分で言うのもなんですが、
かなり攻めた名前です。
上品ではない。
高級感もない。
たぶん、大企業の偉い人の会議では
一回止められる名前です。
でも、忘れない。
売り場で見たら、少なくとも一回は止まる。
「え?なにこれ?」
ってなる。
この、「止まる」が超重要
商品がどれだけ良くても、
まず見てもらえなければ
何も始まりません。
名前で一度止まってもらう。
そこから中身を見てもらう。
「土下座たまご」は、
まさにそこを狙った名前です。
参考までにこの「土下座たまご」
本当においしいですよ。
ただ、今日は味の話ではなく、名前の話です。
※土下座たまごが買えるお店↓
https://hitosara.com/0004030513/
で、この「ザ・違和感」の方法
注意があります。
変な名前なら
何でもいいわけではありません。
ただ下品なだけ。
ただ意味不明なだけ。
商品と何もつながってない。
これはダメです。
それはネーミングではなく、ただの悪ふざけです。
大事なのは、
商品や世界観とつながっている違和感。
「飲んだ帰りの手土産」
「ごめんなさいの気持ち」
「ほんのり甘いだし巻き卵」
このあたりがつながるから、
ギリギリ成立するんです。
本当にギリですけどね。

考えてみて
ここで一回、考えてみてください。
あなたの商品名やサービス名、
きれいすぎませんか?
美しすぎませんか?
もちろん、きれいなのが
悪いわけではありません。
でも、きれいなだけで
何も引っかからない名前になっていないか。
この機会に、一度見てみた方がいいです。
「ちゃんとしてる」
「無難」
「それっぽい」
このあたりは安心感があります。
でも、同時に忘れられやすい。
埋もれやすい。
特に、まだ有名じゃない商品やお店の場合、
無難な名前は埋もれます。
大企業なら広告費で
覚えてもらうこともできます。
でもスモールビジネスでは
そんなに広告費を
かけられないことも多いですよね
だからこそ、名前そのものに
ちょっとした引っかかりを作ること、
これがかなり有効になります。
つまり、良い名前は必ずしも
キレイである必要はないっていうこと
覚えられるなら、
少しダサいくらいが
武器になることもあります。
やってみて
最後に、即、使える実践編
あなたの商品・サービス名を見て、
次の3つを確認してみてください。
① 思わず二度見する言葉は入ってるか?
② お客さんが口に出して言いたくなるか?
③ 商品の世界観とちゃんとつながっているか?
この3つです。
もし今の名前が、
きれいだけど
何も残らない名前になっているなら、
1つだけ
「少し変な言葉」「引っかかる言葉」
を足せないか考えてみてください。
ポイントは、
商品の世界観とつながっている違和感
ダサい。
変。
でも覚える。
ここまで行けたら、
名前はかなり働いてくれます。
逆襲の戦略マーケター山内 東
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