シリーズ その名前、なんで売れてるの?①TOKYOって名前、ずるくない?

売れる名前

あれ?買っちゃった

ちょっと前になりますが2月の東京出張
3日間の予定を終え、羽田空港へ

「今回は誰にも言ってないから
お土産は買う必要ないな~」
と思いながら歩いてました。

なのに、ある店の前で止まりました。
そして、3秒後には財布出してました

「TOKYO CHOCOLAT FACTORY」

我ながら、手に取る前から、
もう買うって決まってた人の動き。

そもそもチョコレートとか食べないし
お土産買う必要もないって
思ってたはずなのに、

甘い匂いが漂う中で、
私の脳みそはすでに
「東京」って書いてるだけで
いいやつ認定

沖縄在住のくせに、
東京のチョコレートに秒で敗北。

手荷物検査場を通り過ぎて考えました。

なんでこれ、買ったんだ?
そして納得。

これがネーミングの仕事なんだと
感じました。

ネーミング2大鉄則

ここで、ちょっとだけ立ち止まって
考えてみてください

広告って、お金かかりますよね?
当たり前です。

SNS広告、チラシ、ポスター、
リスティング。
どれも「知ってもらうため」に
お金を払い続けます。

もちろん必要です。

でももし、

名前そのものが広告として
機能していたら?
一度つけたらずっとずっと
働いてくれます。
媒体費も運用費も要らないです。
しかも、名前は口コミで
勝手に広がっていくんです。

ココでネーミングの鉄則1


ネーミングとは、
お金のかからないマーケティング

である  

気付いてない企業や
ビジネスパーソンが多いんですが
ネーミングは、
「気づいてる側」からすれば
超有効なマーケティング手法の一つ

で、次に問題になってくるのは
じゃあ「良いネーミング」って何ってこと?

ココ、難しく考えなくていいんです。
答えはたった1行

良いネーミングとは、
直感的でわかりやすい名前

見た瞬間に

・なんの商品か
・どんな価値か
・どんな雰囲気か

これが

一発で伝わるか

そして

一度、聞いたら忘れない

ここが勝負ですね

ということでこのシリーズでは
私がセミナーで教えてる
逆襲のマーケティングレシピ
も踏まえて、わかりやすくてすぐ使える
ネーミング、紹介していきたいと思います。

今日のネーミングレシピ:「場所に例える」

今回紹介するのは、
ネーミングの型の中でも
シンプルで使いやすいやつです。

「場所を名前に入れる」

これがなぜ、シンプルで
使いやすいかというと
場所には、すでにイメージが詰まってるから。

例えば今回、羽田で
「TOKYO」の文字を冠した
チョコレートを見たときに
私はこういうのを勝手に
イメージしてました

・高級感ありそう
・オシャレ
・流行ってる

商品にはそんなこと
何も書いてないのに、です。

ここがポイントで
私は勝手に、「意味を足していた」
ことになります。


これってすごくないですか?
説明しなくていい。語らなくていい。
名前を聞いた側が、
勝手にストーリーを作ってくれる
状態が生まれるんです。

これ、かなりずるいと思いませんか?

パターン① ド直球の「東京」系

・東京ミルクチーズ工場
・東京ばな奈
・東京ラスク

ぜひ口に出してみてください
 「東京ミルクチーズ工場」と言った瞬間、
頭の中に何か浮かびませんでした?

ちょっとした特別感
洗練された街
人が集まる場所・・・

 「東京」という2文字が、
そのまま「品質保証」のように
機能している状態。

その工場、見たことがないのに、
ちゃんとしてそうという感覚が
一瞬で生まれます。

これが「場所の魔法」です。

パターン② 地名を代えて横展開する

東京だけじゃなくても使えます。

・北海道チーズケーキ
・沖縄黒糖バームクーヘン
・神戸プリン

「北海道」と聞いたら?
広大な牧場、白い大地、新鮮な乳製品。

「沖縄」と聞いたら?
青い海、開放感、独特の食文化、温かさ

「神戸」と聞いたら?
おしゃれ、港、ちょっとハイカラな雰囲気

誰かに習ったわけでもないのに
例に挙げた土地には
日本人なら共通して、
イメージを持っています。

地名を入れるということは、
その「共通イメージ」全部を
名前に乗せることができる
っていうことなんです。

自前でブランドを作るより、
土地が培ってきたブランドを
借りる方が早いよね。

それがこのパターンの本質と言えます。

パターン③ 地名じゃない「場所」を使う

じつはここが応用編、かつ一番面白いゾーンです。

・〇〇空港限定スイーツ
・〇〇牧場ミルクアイス
・〇〇工場直売チョコ

地名ではなくて
「作られた環境」や「売られている場所」
を入れるっていうやりかたです。

「空港限定」
旅のテンションが上乗せされます。
非日常感が出ます。

「牧場」
自然、新鮮、安心、
生産者の顔が見える気が
しますよね。

「工場直売」
中間マージンなし、
本物感、お得感が漂いませんか?

この方法を使えば、
同じ商品でも顧客の受け取り方を
変えることができます。

「どこで作られたか」
「どこで売られているか」が、
価値そのものになります。

そうなれば、これはもう、
商品スペックの話じゃなく
その「ストーリー」を買ってる
という状態が作れるのです。

おわりに

理論はここまで。
ぜひ使ってもらうための
実践に落とすための問いを
最後に書いておきますね

あなたの商品・サービスに対して、
次の3つを書き出してみてください。

① どこで作っているか
② どこで売っているか
③ 借りられそうな場所イメージはどこか

この3つのどれか1つを、
名前に入れられないか?

思いついたら、そのまま
仮の名前として書いてみてください。
まずはここまででOKです。

広告を打つ前に、まず一度、
名前を見直してみてください。

羽田空港のあのチョコレートは、
説明文を読む前に売れてました。

私が財布を出したのは、
説明を読んでからじゃありません。

名前を見た瞬間でした。
それがネーミングの、本当の仕事です。

そしてこれは、どんなビジネスでも
再現できます。

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