「時間がない」病を今すぐ治療
週一ブログの時間です。
ブログもお引越しし、心機一転、
皆様にとって、
明日から使えるマーケティングや
ビジネス全般の知識や考え方を
発信していきますね。
さて、今日は「タイムマネジメント」の話
どこがマーケティング?って思われたかもしれません。
でもここ、かなり重要、なぜなら、
どれだけ時間をかけて秀逸な
戦略を立てたとしても、
戦術化する際に
「時間が無い」
「忙しい」のひとことで、
実践できず、結果、
戦略立案時間を捨てただけ、
結構、あります。
こうなるくらいなら、
最初から何もしないほうが
まだましですよね?
そうならないように、
思い当たる節がある方はぜひ、
読んでみてくださいね。
最初に断言します
忙しい
時間が無い
この言葉を発してる方は、
売り上げも人生も間違いなく先細りします
なんで???
それは、時間とは
あるorない
というような、存在ではなく
確保する・創る もの
そう、資源なのです。
今回のブログでは、
この時間に対する概念を理解してもらいます
実際、セミナー等ではこの概念理解の後に
「時間割を作る」っていう作業をして
持ち帰ってもらってますが、
今日のブログではまず、
理解してもらう、で充分です。
時間は在るものではない
つくる資源である
まず大切な大切な土台となる考え方
誤り➡「時間が無い」「忙しい」
その背景にある価値観・思想は
「時間は自分の意志と無関係に
ある・ない」
っていう発想ですよね?
これは、完全に受け身の発想であり態度
要するに自分の時間管理に対する
「他責」の思想です。
「なんでできなかったんですか?」
って尋ねると
「ほんとに忙しかったんですよ」
「私、どれだけ忙しいと思いますか?」
「いや、ホントに時間ないんです。」
っていうクライアントさん、おそらく自覚は無いと思いますが
みんな、ちょっと「ドヤ顔」
「山内さん、そうやっていうけど、
私、ホントに忙しいんだからね、
ちゃんとそれを見てから言ってよね
(キラリーン)」みたいな。
ようするに、
「忙しいんだから仕方ない」って
軽く開き直って、思考停止してる状態なんです。
じゃあ正解は?
正解➡「〇〇の目的・目標のために
時間を見つけてくる・創る」
これです。
この背後にある価値観・思想は
「時間は自分の意志で
コントロールするもの」
要するに自分の時間管理に対する
「自責」の思想ですね。
この考え方ができるかどうか?
これが「時間富裕層」になるための
スタート地点になります。
まずはここだけでも、
考えてみてもらえると、
昨日までとは時間の見え方が
変わってくると思いますよ。
これ、机上の空論や屁理屈ではなく、
本当です。
考えてみてください。
有名な経営者さん、
例えば孫正義さんが自分より、
1000倍頭が良いでしょうか?
1000倍のスピードで仕事を
処理で来てるから、
あれだけたくさんのことが
できるのでしょうか?
違いますよね?
確かに超優秀な頭脳を
お持ちなのはわかりますが、
普通の人と比べて1,000倍の
賢さのわけがありません。
脳みそのサイズもほぼ同じです。
でも、孫さんが生み出してる価値、
一般的な日本人の1,000倍どころでは
ないはずです。
みんなと同じ一人の人間なのに、
20以上の会社を経営出来、
成果を出し続けていられる要因、
そのひとつにタイムマネジメント=
時間管理の考え方、
があることは間違いないです。
そして、その考え方自体は、
理解し、使う努力を重ねれば、
誰でもできることなのです。
ここまで、ご理解いただけましたか?
では実際、どうしたら良いのでしょうか?
を考えてみましょう
「自責タイムマネジメント」を
行動に落とし込むために翻訳すると
ゴールと期限を先に決め、
カレンダー上に
「用途が決まったブロック」を
先取りする。
この「先取り」こそが
「時間を創る」ための唯一の
選択肢になります。
逆に言えば、この「ブロックを取る」を
できない人は
「時間を流れに任せて失う」
ことになります。
ここ、重要なポイントですが、
私が見てる限り
いつも時間が無い
「時間を流れに任せて失ってる」人の特徴
人に時間を奪われてる人
なんです。
どういう意味?
例えば
・出社時間、退社時間に合わせて
自分の起床時間を決めてませんか?
・会議や打ち合わせは本当に
60分が正しいですか?
45分でよかったりしませんか?
・断れない、っていう理由で
食事会に参加してませんか?.etc
あてはまるかもって思った方、要注意です。
そんなあなたのために
今日はタイムマネジメントのための
重要な準備と心構えを7つ、
ご紹介しますね。
逆襲のタイムマネジメント 鉄則
鉄則1. バックキャスティング:GOALからの逆算発想
売り上げ目標や
マーケティング発想と同じ、
時間管理もバックキャスティング
むしろ、時間管理が
バックキャスティングで
できるようになれば、
マーケ発想も自ずとそうなります。
時間は目的地のために存在する。
目的地が曖昧だと、
時間はどこにも流れない。
時間の流れは過去から現在
ではなくて逆
未来から現在 です
まずGOAL=目標を、
目標達成三原則
具体的・数値化・期限設定
に従って決める。
決めたゴールから逆算して、
時間の使い方を決めましょう
重要なポイント
スケジュールブロック確保の順番
時間→行動ではなく、行動→時間
鉄則2. 可処分時間を知る
時間は財布と同じ。
可処分時間=使って良い時間
残高を知らずに買い物へ
出ると破綻しますよね?
式はシンプル
可処分時間=総時間 − 固定(勤務帯・通院・送迎・定例会議.etc)−移動−休憩−バッファ(10–20%)
週の可処分が12時間なら、
そこに
「見積14件+面談20件+
戦略立案時間8時間」を
無理やり押し込むのではなく、
入る量に設計を合わせる。
というときに必要なのが優先順位、
という発想
優先順位の基準は?????
- で考えたバックキャスティングの
もとになってるGOALです。
Pointとしてはバッファは
「余裕」ではなく、
突発時間置き場ということ
ここでは「Xの時間」と呼びます
・移動中の渋滞
・子供が体調不良で学校から呼ばれた
・緊急クレームは
・上司からの急な指示.etc
ありますよね?
このXの時間、
最初に確保しておかないと、
他のブロックが毎日崩壊します。
鉄則3. ボトルネックはどこ?:詰まり所を一点特定
進まない理由の9割は
「忙しさ」ではなく詰まりにあります。
直近7日だけでいいので
問い合わせ件数
見積依頼件数
時間がかかってる業務処理時間の
中央値と最大値
滞留数.etc
を大まかにチェック
最も時間がかかっている=
詰まってる業務屋工程は何か見極める
そして、その業務改善
(方法はこの後で)を行いましょう。
詰まってない工程を見直しても
時間は変わりません
鉄則4. 緊急ではないけど重要にフォーカス:第Ⅱ領域の先取り
時間を「価値」仕分ける
フレームワーク=アイゼンハワーマトリクス
古典的だけど強力な
フレームワークです。↓これね

たぶん、やったことある方、多いと思います。
- 第Ⅰ(緊急×重要):
事故/締切直前など。
本日の最初のブロックに置く、
というか誰でもほっといてもやる - 第Ⅱ(非緊急×重要):
戦略・仕組み・採用・教育・健康
「曜日×時間」で先取り固定しない限り
永遠に来ない。 - 第Ⅲ/Ⅳ:
雑用/浪費。委譲・削除・後回しの候補。
結論は超明快。
第Ⅱ領域を先に押さえる。
第Ⅱ領域の価値は何?
この領域は「自己投資」の時間
この時間をどれだけ確保できるかで、
その後の会社の業績や
自分の人生の幸福度や充実度が変わります。
半年1年先までの第2領域を確保
確保したらそのブロックは
第3第4領域やXの時間を入れない
ロックしたら、その枠は
会議や“急なお願い”に売らない。
第Ⅱ領域が薄いほど、第Ⅰ領域(火消し)に
一生追われる人生になりますよ。
鉄則5. ムラをなくす(平準化):「月末は忙しい」を常識にしない
多くの現場は、
ムダよりムラ(波)で終わる
トヨタには、
「ムダよりムラが問題」
という言葉があります。
月末に見積・請求・納品が重なるのは
「自然現象」ではないですよね?
「月末は忙しくて時間取れないんですよね」本当?
毎月、月末に来るのが分かってる業務、
その100%すべてが、
月末じゃないとできないことでしょうか?
もし、月の真ん中あたりでも
できる業務だったり、
月イチ発生、でも
発生サイクルを変えれば月初でも良い、
みたいなことがあるとすれば、
それは単なる思い込みと設計ミスです。
同じことを、週や日でも考えてみましょう。
そしてこれは
締めきりに関しても同じです。
締め切り前日にしか
手を付けない。なんで?
締め切りがある業務は
その手前数日を見据えて、
自分だけの「中間締め切り」を設定する
その「中間締め切り」に向けて、
絶対に仕上げる意識を持って
行動しましょう。
これができると、
「ムラ」のない時間管理が見えてきます。
ここまでを常に実施しながら
例えば曜日ごとの集中するべき
仕事を決める、のような
発想になれば飛躍的に
効率が上がりますよ。
- 月:制作集中/火:見積・請求/
水:新規営業/木:既存フォロー/
金:改善レビュー
同種を固めれば文脈切替のコストが落ち、
品質は上げたまま速度が上がる。
波を潰せば、Xの時間に対する吸収力も増す。
鉄則6. 質より量&スピード:3日で60%>3週間で100%
これはビジネスにおける重要な鉄則です。
「質より量」って言われることも
多いんですが私は、正確には
スピード&量 から 質
だと捉えています。
質の良い仕事ができる人
成功してる人
すごいな~って人
よくよく見てみてください。
まず間違いな尋常ではない量の
「試行」を繰り返し続けているはずです。
ユニクロ創業者の柳井正さんは
「新しい戦略、
100個実践して
3つ上手くいけばかなりの
高確率だ」とおっしゃってます。
柳井さんでさえ、です。
私は確実に柳井さんより劣ってる自信があるので、
例えば「100個実践して1個」
うまくいくと仮定します。
では、その後、どう行動すれば良いでしょう?
簡単な話ですよね。
行動する前の段階では、
「99回失敗すれば次はうまくいく」
(確率論なので実際は
こういうことではありませんが便宜上)ってこと。
ということは
さっさと99回失敗する ために行動をします
その時のポイントは2点だけ、
スピード
なるべくお金をかけない
の2点だけです。
これが「スピード&量から質」の真実です。
顧客目線で考えても、依頼した後
3日で60%
2週間で100%
どっちを選ぶ?
まず間違いなく「3日で60%」です
そもそも、
A社が3日で出してくる成果物を、
2週間待ってくれる顧客などいません。
だから、時間をかけて品質を上げて、
って考えてると、
比較対象にすらしてもらえないのです。
行動が遅い方の特徴は一つだけ
「失敗が怖い」
私の経験上、ほぼ、これだと思います。
大丈夫です。
もし良い結果が出なかったとしても、
それをあなたの失敗だと
認識して覚え続けるほど、
暇な人はいません。
みんな、自分のことにしか
興味ないのです。
そんなことを気にするよりも、
「うまくいかなかった体験」=
失敗ではなく大切な経験
ですので、そっちを大切にしませんか?
鉄則7. マルチタスクはやめよう:だから『時間割』が必要
マルチタスク=
2つ以上の仕事や作業を同時に進めること
「あれもこれも同時に」
やってませんか?
これは歴史上、または学問上でも
結論が出てますが、確実に生産性を落とします
要するに効率が悪くなるので、
ますます時間が無くなりますよ。
これは自分なりの試行錯誤で
生み出した方法なんですが、
私はマーケティングコンサル時や
経営相談を受ける際に、
下記をルール化しています。
①コンサル時間内に決まったこと
クライアントさんと自分、双方の
次回までの課題、
次回日程と内容.etcを
記録に残してその場で
クライアントさんと共有
②「課題置き場」に
自分が次回までやることを
格納し作業予定に入れる
③②以外のことはすべて
「忘れる」と決める
④面談前日に、前回の①を確認
です。
これ、何をしてるかというと、
「忘れるための作業」なんです。
忘れるため=マルチタスクを防ぐ
なぜなら、相談案件が多すぎて、
どうやってもすべて
覚えておくことは無理
かつ新たに考えることが
どんどん増えるので、
その都度、集中して考える➡答えを出す
=マルチタスク化しない、ことが超重要になってきます。
そして前回の頭に戻すための
トリガー=引き金
が①~④の作業です。
この方法は、実は10年以上前に
何度か弁護士さんに相談する機会があり、
その時の複数の弁護士さんの様子を見ていて、
気づきました。
私がこれまで相談したことのある弁護士さんは、
2回目3回目私と会ったとき、
私との相談内容を
「ちゃんと忘れて」ました。
冒頭の数分で、
前回からの経緯を聞きと知りながら、
前回の記録を見ながら「戻ってきてる」感じが
いつもしていました。
おそらく、その記録用紙と会話が
絶対にマルチタスクにならないための
「トリガー」なんだとその時、気づきました。
それをみて、
「なるほど、こうやって毎回、
『ちゃんと忘れる』作業をしてるから、
これほど膨大な数の複雑で個別に対応が違う
案件を処理できるんだな」と
感心したのを覚えてて、参考にしました。
このサロンには弁護士さんもいらっしゃるので、
近々、聞いてみたいと思います。
少し、余談ではありましたが、
まずは生産性の最大効率化を図るため
時間をブロック化していきましょう。
そして余裕があれば、
マルチタスク化しないための
トリガーも考えてみてください。
例:
・毎日、午前10:00~11:30は
「深い思考が必要な仕事
(戦略立案、新たな事業アイデアだし、
セールスレターを書く.etc)と決める
・mail、メッセージ確認は
1日2回だけ(11:30~12:00 16:30~17:00)
・トリガー備忘録スペースをスマホに作る
ここを見る、だけ覚えておく

どうでしたか?
ここまで、「時間を創る」発想=
自責で時間管理を行うための大事な考え方を7個、
ご説明しました。
それでも「時間が無い」って言いたいあなたへ・・・
おまけ:よくある反論・質問
Q1:突発対応=Xの時間、
が多すぎて、先にブロックなんて無理。
A:無理だからやるんです。
Xの時間対応のためのバッファ(10–20%)時間を
ブロック=このブロックが突発の置き場。
ここを最初に確保すれば、
他のブロックを壊さずに済みます。
Q2:丁寧に100%で出したい。60%は怖い。
A:100%に仕上げるのは、
一度、成果物を出してから運用しながら。
初手はスピード最重視
その後、精度を整えていくのが正解
100%の準備➡お客様も市場もあなたと
あなたの会社の準備が整うのは待ってくれません。
Q3:マルチタスクじゃないと捌けない量なんです。
A:逆です。マルチタスクを
してるからさばけないんです。
騙されたと思って、一度、やってみてください。
ここから先、「時間割」作成に入りたいところですが、
その話はまたセミナーで一緒にやってみましょう。
明日から使える3つだけの
最少運用具体策だけ、
お伝えしておきますね。
明日からの最少運用セット(3つだけ)
- 自分締切を今すぐ登録:公式締切の48–72時間前。
- 第Ⅱの曜日ロックを決める:
例)火・木 10:00–11:30(仕組み/採用/健康.etc) - 朝3分・夕5分だけやる:
朝は最初のブロックに無言で着手、
夕は明日の時間割を先に埋める。
ズレはバッファで吸収。
おわりに
どうでしたか?
時間は「ある・ない」ではなく
「確保する」「創る」資源であり、
持てれば自分の資産になることがお
分かりいただけたでしょうか?
もし、「時間貧乏だったな~」と感じた方、
いらっしゃったらぜひ、考え方を変えて
「時間富裕層」を目指しましょう。
それがあなたの未来につながります。
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